近畿のマンション市場は2か月連続の大失速(9月)

近畿圏新築マンション市場9月は、発売戸数983戸(前年同月比12.1%減)で契約率57.7%と低調な結果でした(コンパクト型除く)。

発売戸数は減(前年比)しているなか、契約率連続50%台と7月までの好調が一転、8月9月の2か月連続大失速はやや深刻です。

マンション市場は東高西低が鮮明で首都圏は好況が続く一方、近畿圏では一足早く市況の潮目が変わってきているのかもしれません。要因はコロナ禍で繰り延べられた買い需要が一巡し、購入者の物件選別が厳しくなってきているためでしょう。

9月発売戸数と契約率推移

近畿圏9月の価格帯別発売戸数と契約率状況。3000万円台の契約率大幅悪化と6000万台~8000万円台の契約率が酷い状況です。

価格帯別

近畿圏とは対照的に首都圏は、販売価格高騰が続いていても販売は順調です。近畿とは市場の厚みが違うのでしょう。

首都圏近畿圏

◆9月も大阪市内物件が前月に続き販売不振

近畿圏の契約率落ち込みは、大阪市内供給物件の販売不振によるところが大きいです。

大阪市内物件の9月における(コンパクト型除く)発売戸数と契約率推移。初月契約率が37%は、衝撃的な数字。

大阪市部

近畿圏9月の指標(ワンルーム等コンパクト型含む)。

・発売戸数1,210戸
(前年同月比1.5%減)
・契約率    59.4%(前年同月比9.8ポイントダウン)
・1戸当り価格  4,757万円(前年同月比1.4%アップ)
・1㎡当り単価  76.3万円(前年同月比11.9%アップ)

円安が進行し資材高が続くので、マンション販売価格下落は当面望めそうにないようです。






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