大阪・ミナミ「デカ戎橋ビル」が地価下落率全国一

2021年「地価調査」で、大阪・ミナミの「デカ戎橋ビル」(旧住友商事心斎橋ビル)の地価が1,900万円/㎡と前年比18.5%下落し、全国の商業地で最も大きい下落率となりました。

戎橋の袂にあるこの地点(中央区宗右衛門町7-2)は視認性抜群の立地で、地籍は502.19㎡(約151.9坪)です。

売買履歴

このビルは、コロナ前のインバウンド全盛期にキタを抜いて、大阪商業地最高価格地点となっていたところ、コロナによるインバウンド需要消失で一転大幅地価下落に見舞われている状況です。

そんなコロナ禍が続く今年4月、住友商事から200億円台前半と言われる強気な価格でビルを取得した、デカ銀行(ドイツ)系不動産ファンドも、地価下落が当面続くのは織り込み済みで、コロナ後期待の長期投資戦略による買収なのでしょう。

デカ地図

ビル名の表記が、本来あるべき「戎橋」に変わったのは良かったと思います。

「デカ戎橋ビル」は1年で▲18.5%下落でしたが、半年ごとで見ると約▲10%程度ずつ下落しています。
大阪ミナミの地価はインバウンド需要の急回復は見込めないなか、今後も10%前後の下落がダラダラと続き、うめきた2期再開発期待のキタとの格差はより大きくなっていくのでしょう。

デカ戎橋

大阪市はIR誘致を推進し2025年には万博も予定されています。
立体化し複雑なたキタの繁華街に比べ、外国人観光客にとってミナミは平面で横に広がっており移動しやすい街です。
インバウンドが回復しても、今までのドラッグストアだけでは需要は戻らないでしょう。街全体でミナミの魅力ブラッシュアップに本気で取り組む良い機会かもしれません。






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