マンション市場8月は大失速(近畿圏)

近畿圏新築マンション市場の8月度は、破竹の勢いだった前月から一転大失速となりました。

コンパクト型除く発売戸数は695戸(前月比55%減、前年同月比20.6%減)で契約率57.6%(前月比13.2ポイントダウン)と、年初来好調続きだったのが嘘のように低調な結果に終わっています(不動産経済研究所)。

8月の前月比発売戸数と契約率大幅落ち込みは、前年5月コロナショックによる急落時並の大きさです。

発売戸数と初月契約率

一方、首都圏は近畿圏と対照的に絶好調継続中で、全体としては新築マンション市場の好地合いに変化は無いという状況です。

首都圏近畿圏

近畿圏の価格帯別の状況。比較的安定して売れていた高価格帯物件の動きが悪く、7000万円台以上の価格帯の契約率は総て50%を割り込む低迷ぶり。

価格帯別

◆8月は大阪市内物件が深刻な販売不振

近畿圏の契約率落ち込みは、大阪市部供給物件が過去類をみないほどの販売不振に陥ったからです。
大阪市内でもウメキタ2期や堂島など価格関係なく売れる特別な立地の物件以外は、やはり価格が高騰しすぎると需要が追いついてこないということでしょうか。

大阪市内物件の8月における(コンパクト型除く)発売戸数と契約率推移。初月契約率が40%前半というのは、やはり異常値です。

近畿圏8月の指標(ワンルーム等コンパクト型ふくむ)。

・発売戸数1,050戸(前年同月比35.1%減)
・契約率    65.0%(前年同月比13.2ポイントダウン)
・1戸当り価格  4,413万円(前年同月比26.4%アップ)
・1㎡当り単価  78.7万円(前年同月比13.4%アップ)

マンション価格が上がっていますが、マンションデベロッパーは当面強気なのでしょう。






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