マンション需要強く契約戸数は前年超え続く(近畿圏4月)

近畿圏マンション4月度は、発売戸数1,028戸で契約率63.6%だったものの引き続き買い意欲が強く、市場は好循環が続いています(1LDK以下除く)。

首都圏では1億円以上の初月契約率86.4%(309戸/267戸)と爆発的な売れ行き、アメリカでも住宅需要が伸び木材価格暴騰(ウッドショック)と、コロナ禍はワールドワイドで住宅取得マインドを刺激しているようです。

首都圏近畿圏初月契約率推移。首都圏は好調維持。

前年(と前々年)4月がコロナ禍などで異常値のため、近畿圏の直近5年同月比較をしました。今年は契約率劣るものの発売戸数は好調だった2017、18年並みとなっています。

直近5年

初月契約率よりも重要な(発売)初月契約戸数推移。9ヶ月連続で前年を上回り、買い需要の底固さが窺えます。

価格帯別4月発売戸数と契約率。首都圏ほどではないものの関西も億ション好調で、富裕層の実需が掘り起こされている感じ。

価格帯別

2021年近畿圏マンション市場は、発売戸数契約率共に年後半まで順調に推移しそうな勢いです。

発売数と契約率

◆コロナ禍で投資用ワンルーム発売は激減

コロナ禍後のマンション市場では、実需向けの郊外部ファミリー物件や高額物件が勢いを強めた反面、投資用ワンルーム分譲の供給数は、メインとなる大阪市内でこの1年43%の大幅発売減です。

大阪市内の分譲ワンルームマンション発売戸数推移。
大阪市ワンルーム

大阪都心部の飲食業や小売り業が、コロナ禍でダメージを受けている影響があるのでしょう。

近畿圏4月の指標。ワンルームの供給がなかったので1戸当り価格は大きく上昇しています。

・発売戸数1,093戸(前年同月比121.3%増)
・契約率    62.0%(前年同月比15.9ポイントダウン)
・1戸当り価格  5,356万円(前年同月比56%アップ)
・1㎡当り単価  77.5万円(前年同月比22.2%アップ)

低金利や金融資産の増加などで(将来のインフレ懸念もあり)当面新築分譲マンション市場にはフォローの風が吹いていそうです。

新築戸建住宅も簡単には収束しそうにない今回のウッドショックで、価格上昇の可能性があるように思います。






カテゴリー: 住宅市場動向・統計 パーマリンク