アフターコロナのマンション市場は実需堅調、投資用減速(近畿6月)

新築マンション市場6月(近畿圏)は、ワンルーム・都市型コンパクト物件の供給減により発売数6.2%減(前年同月比)となるも、ファミリー向け(2~4LDK)が同12%増の急回復で4~5月の壊滅的な状況から立ち直ってきています。

アフターコロナのマンション市場の幕開けは、ファミリー向けが契約率71.4%と堅調だったのに対し、投資用(ワンルームやコンパクト型)は発売数28%減、契約率60%台に落ち込み、明暗がわかれた格好です。

近畿圏6月の中古マンション(40㎡~80㎡)成約数も回復傾向が顕著で、マンション市場は新築・中古ともコロナ禍の混乱から落ち着きを取り戻してきました。

新築中古成約数

(新築マンションの成約数には当月の契約戸数すべてを含みます)。

近畿圏のファミリー向け新築分譲マンション発売数と初月契約率の推移。6月は発売数前年超えで初月契約率もV字回復の様相です。

4月5月に消えた需要が6月以降に繰り延べされて顕在化していくというパターンになればいのですが。

大阪市内と神戸市内の3LDKタイプが好調販売

6月で目立ったのは大阪市内と神戸市内の3LDKタイプの売れ行きの好調さで、特に神戸市内の物件は発売196戸中179戸契約と初月契約率91%超の驚異的な売れ行きとなっています。

所在地円グラフ

発売初月に契約出来た戸数の推移。今年初めて前年同月の契約戸数を上回りました。

契約戸数

6月の価格帯別発売数と契約率。3000万円以下の1Rなどが減り、3000万円台の低価格帯物件が好調でした。

価格帯別6月

近畿圏6月の指標(1R、都市型コンパクト含む)。

・発売戸数   1,407戸(前年同月比6.2%減)
・契約率    70.4%(前年同月比2.9ポイントダウン)
・1戸当り価格  3,608万円(前年同月比7.3%アップ)
・1㎡当り単価  64万円(前年同月比2%ダウン)

◆近畿圏2020年上半期の発売数は29.5%減

近畿圏の2020年1~6月累計では発売戸数5,299戸(前年比29.5%減)、契約戸数3,734戸(同32.8%減)と首都圏ほどではないもののかなり落ち込みました。

2020年上半期の価格帯別発売戸数と契約率。

価格帯別累計

2020年は投資用低額物件の発売が減っていること、高価格帯が意外によく売れていることが目につきます。

新型コロナ対策の金融緩和で、株式市場は活況です。不動産市場にも富裕層による億ション購入があるような気がします。






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