新築マンション、注目のタワー物件などで絶好調(近畿圏7月)

不動産経済研究所が発表した近畿圏新築マンション市場7月度は、発売数18.1%増(前年比)で初月契約率83.1%と驚きの数字でした。

近畿圏は3月も低価格帯中心に消費増税の駆け込み需要で活況でしたが、今回7月は契約率だけでなく億ション含む高価格帯も爆発的と言っていい位の売れ行きです。内容的には過去最高に近い結果でしょう。

この好調さは、発売前から話題のプラウドタワー堺東やグランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCEなど大型タワーマンションの販売が順調に推移したことが大きかったようです。
特にプラウドタワー堺東は、(おそらく)地元中心にほぼ実需だけで平均価格6,200万円台の125戸を即日完売したのは流石です(歴史のある堺は、表面的なフローは小さくともストックは大きいという人が比較的多かった記憶)。

7月度の価格帯別の発売数と発売月契約率。高価格帯の契約率が凄いことに。普通80%台後半の初月契約率などあまり目にしない数字です。

2019年上半期(1~6月)は高額物件の販売不振が続き、発売総戸数もかなり絞られたものの発売月契約率は低迷していたので、7月は様変わりの様相です。

投資用の1K~1LDKタイプ除く実需向け物件は、人気の物件販売開始などで初月契約率が80.1%とバブル期並みに急上昇しました。立地次第で地元中心に5000万~7000万円位まで実需はまだまだ底固いと感じます。また高額物件にもあった、投資家と称する転売目的の仮需が縮小傾向のようなのも好ましいことです。

ただし、7月度発売月に契約出来た戸数自体は前年同月とほぼ同じなので、ここが1,000戸を超えて大きく伸びてこないと本当の活況と言えません。

近畿圏7月度諸指標のまとめ(契約率は投資用含む)。8月は例年発売数が少ないと思いますが、大きな落ち込み無く9月商戦を迎えたいところです。

・発売戸数   1,788戸(前年同月比18.1%増)
・契約率    83.1%(前年同月比9.1ポイントアップ)
・1戸当り価格  4,713万円(前年同月比3.2%アップ)
・1㎡当り単価  76.0万円(前年同月比14.3%アップ)

晴海フラッグの人気にみるように、マンション選びは行き過ぎた利便性至上主義から、本来の住環境重視にやや変わってきているようにも感じます。






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