TATERU(タテル)への業務停止命令と不動産投資

アパートの施工、管理の東証1部上場会社TATERUが、会社ぐるみで銀行融資の書類改ざんをしていた問題で、国土交通省は宅地建物取引業法に基づき同社に7月12日から7日間の業務停止命令を出しました。

業務停止期間は1週間ですが、悪質な事件の多い不動産業界でもこの「業務停止命令」は5年ぶりという重い行政処分です(5年前は賃貸仲介のキンキホーム)。
国交省は会社ぐるみでエビデンスの改ざんなどをし、不正が全国に広がっていることを問題視したようです。

TATERUの2019年第1四半期(2019年1月1日~同3月31日)決算は、売上高が激減し、売上高を超える営業損失を出すという惨憺たる結果です。しかし、今回の業務停止命令でより決定的なダメージを受けるでしょう。
業績

2018年は、不動産投資業界の様々な犯罪的・詐欺的手法が暴露され話題になりました。それでも東証一部上場会社TATERUで、営業部長などが率先して顧客の預金通帳やネットバンキングの残高画面(のスクリーンショット?)を偽造して預金残高の水増しを行っていたというのは衝撃的でした。

このようなエビデンス偽造は、上場前から常態化していたようで、IoTとか不動産テックなどと称しながら実際にはコンプライアンスやモラルの無い会社であることを露呈してしまいました。

タレント・スポーツ選手がCMに出る不動産投資はパスする

不動産投資で、芸能人やアスリートなどのCMを見かけますが、それらには引っ掛からないようにすべきです。情報に疎い層をターゲットにして、投資計画の内容を理解させないままイメージで契約を誘引しようとするものだからです。

 ・TATERU・・・本田圭佑
 ・かぼちゃの馬車・・・ベッキー

かぼちゃの馬車のスマートデイズやTATERUは、どちらも詐欺的な手法で無理に業績をあげていたのが内実ですが、その種の会社は実態を糊塗するためイメージ操作をします。
例えば、TATERUは「IoTのアパート」を謳い文句にしていますが、入居者のニーズはそんなことではなく、むしろ防音のしっかりしたアパートなどのほうが求められているのです。

◇TATERUは今後どうなるのか

昨年8月に不祥事が発覚して以後、一時2,000円以上していたTATERUの株価は200円以下に暴落しています。
6月28日終値
株価チャート

歩合給や高いノルマ、パワハラなど、ブラックな不動産会社というのが露見してしまい、本来顧客たりえない層まで契約させるという無理な営業での「アパート施工の受注」は今後出来ません。

週明けの株価は、業務停止の期間が想定より短いということで、騰がっていますがやはりその前途は非常に厳しいと思います。

不動産投資で成功している人は確かにいますが、その人たちは知る範囲では、非常な勉強家です。決して安易な情報(?)だけで、儲かるような簡単なものではありません。






http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000750109.pdf

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