三井不動産が「ららぽーと美原(仮称)」を下期着工へ

三井不動産が堺市美原区に計画する大型商業施設「ららぽーと美原(仮称)」は、都市計画に基づく諸手続きを経て2019年度下期に着工が予定されています。建物は4階建て延べ面積約9万2000平方メートルの規模で、開業は2022年3月の予定です。

計画地の堺市美原区は堺市の東端部に位置し大阪都心部から15km圏、大阪府のほぼ中央にあり、区内を南北に国道309号線が、東西に阪和自動車道が縦断し、南阪奈道路や府道も通る交通の要衝です。それらの広域幹線道路により大阪府内のみならず奈良・和歌山方面へのアクセスが良く、広範囲に集客する大規模商業施設の立地に最適な所となっています。

この「ららぽーと美原」計画は、三井不動産として甲子園、和泉、EXPOCITYに続く関西4店舗目の計画で、その後は門真市のパナソニック南門真工場跡に出店計画があります。

大阪府内の「ららぽーと」所在図。
大阪府全体図

美原区の中心部に位置する計画地付近の拡大図。美原区には鉄道・鉄道駅はなく交通網は国道309号線中心に府道や市道で構成されており、来場者の80%が車利用の想定です。南大阪地域は鉄道が大阪湾側に南北(縦)に走っているだけで、東西(横)間の移動は車主体のエリア。

計画地拡大図

◆来場者数は年間1300万人見込む

今回のららぽーと計画では、年間来場者数を1300万人(36,000人/日)と見込んでいます。近くの「ららぽーと和泉」のデータに基づいた予想値のはずなので精度は高いでしょう。「美原」の店舗面積は不明(計画書では約42,400㎡)ですが店舗売上高は、「甲子園」と「和泉」の間位になるのでしょうか。関西に展開する「ららぽーと」既存店の概要です。

ららぽーと既存店概要

美原の計画地開発面積は約84,000㎡で、和泉市あゆみ野に2014年オープンした「ららぽーと和泉」よりはやや小さい規模です

計画概要

商業施設の平面図。

平面図

計画書にある商圏図。計画地半径10kmが商圏とされています。河内長野や和歌山方面からの来場も多く見込んでいるようです。

商圏図

美原区は旧美原町が2005年堺市に編入合併したもので、大阪市の衛星都市である堺市のなかでは交通利便性の問題で、大阪市のベッドタウン化しにくいやや特異な区です。その美原区にとっては、大型商業施設は税収や雇用面(4,000人)で大きなメリットがある反面、予想される更なる交通渋滞への対応が課題だと思います。

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