不動産の売却(仲介)をして感じたことーその1

長年放置していた相続(配偶者の)不動産を売却し、久しぶりに売主側の立場で不動産仲介実務に接することができました。詳細は控えますが、以下はその仲介に際しての雑感です。

取引にあたっては、売却物件(古家付き土地)が自宅から遠くて周辺環境に詳しくないことなどから、価格よりもまず「安全に取引」するということを最重視しました。

◎大手仲介会社の販促手法は、各社で違いがある

そのため売却依頼は不動産流通大手3社のどれかにすることとし、エリアが違うものの売り出し前の参考に、1か月ほど3社の販促状況を自宅でモニタリングしてみました(新聞やポスト以外の、街中の看板やテレビCMなどにも注意するようにしました)。

結果として、成約に向けた販促戦略・手法には各社のスタンスにはっきりと違いがありました。大きく分けて「紙媒体」系と「WEB」系のどっちにより重点をおいた販促活動をしているのかの違いです。

図は、夏前の1か月間にあった新聞折込みチラシとポスティングチラシの頻度です。熱血営業S社はノンテリトリーなので2つの営業センターが自宅のあるエリア攻略を競い、圧倒的な露出量となっています。
(注:ポスティングチラシの内容は、物件告知と求む売り物件が半々位の割合)

月間販促頻度表

各社の販促の特徴を大雑把に言えば、下記のようになると思いました(オープンハウスは除く)。

・S社
紙媒体の販促(特に宅配チラシ)に大きな資源を投入し、WEB広告全盛の流れのなかで、独自路線の広告宣伝戦略を愚直に実行。宅配チラシ(売り物件収集目的の側面も強い)は毎回内容が異なり、原稿作成、輪転機で印刷、宅配パートさんへの配送など相当なハードワークと思われる。
・T社
TVのCMやWEB広告が目立つ。自社仲介ブランド訴求に重点をおき、非常に多い屋外看板類、バスのアナウンス広告など多種多様な広告宣伝手法。個別の紙媒体による販促はやや少ない感じがした。
・M社
コンスタントに新聞折込やポスティングがあるが、S社とT社の中間的な感じの販促展開。

というような(独断的な)印象を持ちました。

不動産仲介における販促手法は、WEB広告が主流と感じましたが、小商圏で成立する中古住宅売買の性質上、新聞折込等紙媒体の販促がなくなることはないでしょう(エリア特性によって、紙媒体とWEB広告の割合が変わることはあっても)。

また、売主としてはネット上で表示されるものより、手の温もりを感じるチラシなど紙媒体での物件告知のほうが、営業努力を感じやすいと思いました。






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