三井不動産の「ららぽーと門真(?)」計画動きだす

三井不動産が2017年に約200億円で取得したパナソニックの旧AV機器事業拠点、門真市の「南門真地区」で既存建物取り壊しが始まりました(建設ニュース)。

京阪本線と大阪モノレールの「門真市駅」徒歩圏にある、約16万平方メートルの敷地には、「ららぽーと門真(?)」が出店するでしょう。地下水汚染問題で一旦白紙化されたため、当初計画(2018年開業)よりは遅れるものの、堺市美原地区の「ららぽーと」(2022年2月開業をめざす)より一足早いオープンになりそうです。

この三井不動産大規模商業施設用地がある門真市は、大阪市に隣接し交通利便性が良く、人口は約121,000人、市域は狭いので人口密度は高いところです。

大阪府白地図

門真市には、市の西側を南北に縦断する大阪中央環状線と近畿自動車道、中央部を東西に横断する国道163号線と第二京阪道路という幹線道路が通っており、大阪全域は勿論、京都や奈良方面から非常にアクセスしやすいエリアです。

大阪中央環状線と国道163号線に面した北西角地にある三井不動産の事業用地は、「ららぽーと」出店時の必須要件、「大きい道路に面する」に合致し大型商業施設に適した好立地です。約2㎞ほど南側に同じ三井不動産の「三井アウトレットモール大阪鶴見」があり、シナジー効果も狙えます。

エリア図

三井不動産の事業用地周辺は、広域からのアクセス可能という立地のため、大型商業施設激戦区となっており、半径4.5km圏内に「イオンモール」が3カ所ドミナント出店しています。

大型商業施設概要

イオンがキーテナントになっているイオンモールは、団塊世代ジュニアなどファミリー層がメインターゲットでしたが、新しく進出したイオンモール四条畷などは「非日常」をコンセプトにするなど進化してきています。しかし、三井不動産としては、イオンモールと「ららぽーと」(?)はキーテナントやターゲットが違ううえ、独自の店舗運営ノウハウとエンターテイメント性などで、十分差別化できる自信があるのだと思います。

なお、「ららぽーと門真?」の店舗面積は、以前最大66,000㎡と報道されていましたから、イオンモール四条畷ほどの店舗面積にはならないと思われます。

敷地内には高層マンションも建築か

この事業用地内に住宅棟も建設されるという報道が、以前あったと記憶しています。敷地の大きさと大阪市近接で駅徒歩圏という利便性から、住宅ゾーンに三井不動産レジデンシャルの、高層マンションを建てるという事は十分あり得るでしょう。

パナソニックの企業城下町門真市も少子高齢化が加速するなか、子育て世代の定住性を高めるべく昨年3月、立地適正化計画を策定しました。都市経営にも選択と集中の考えを取り入れ、住宅と都市機能を集約し、街の活力維持・向上を目指す計画です。今回の事業用地は、立地適正化計画でいう「都市機能誘導区域」に含まれ、門真市駅前周辺で保育所など子育て関連施設の整備が進むはずです。もし事業用地内に住宅棟併設ということになれば追い風となるでしょう。

門真市の都市機能誘導区域各拠点図です。
門真市立地適正化計画

「門真市駅周辺都市機能誘導区域」の説明と誘導される具体的な施設。

都市機能の集積状況が市内でも高く、鉄道2線を利用可能で鉄道利用
者数も市内で最も多くなっています。
したがって、通勤する子育て世代が利用する子育て関連機能
市域を超えて広域的な利用が見込まれる大規模商業機能を誘導します。

もし、三井不動産の大型商業施設に併設される形での住宅計画があれば、相当な人気物件となることは間違いないと思います。

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