大阪インバウンド客のホテル・民泊など宿泊事情

年の瀬の天神橋筋商店街は、相変わらずアジア系観光客で溢れています。特に若いカップルや家族連れは、日本人より中国系の人の方が圧倒的に多い感じです。天神橋筋2丁目のコロッケの中村屋は、いつも行列が出来ますが欧米系の観光客まで並んでいました。今や天神橋筋商店街は外国人観光客だらけです。

9月にマスターカードが発表した、渡航者数の成長率を比較する「急成長渡航先ランキング」で大阪が世界で1位に輝いたように、大阪のインバウンドは伸び続けています。増加一方のインバウンド宿泊需要対応で本町や梅田もホテル建設ラッシュが続くなか、現状の大阪のホテル・民泊などの宿泊事情がどうなっているのか、大阪観光局のプレスリリースを見てみました。

これはインバウンドの実態調査のために今年6月と10~11月に関西国際空港でアンケートを実施し、1785から回答を得た、インバウンド(訪日外国人客)の大阪滞在中の消費額調査の結果です。(大阪観光局12月25日:来阪インバウンド消費額調査2017年)

まずインバウンドの国籍です。

中国、韓国等東アジアが全体の60%、フィリピン等東南アジアを含めると75%がアジア系となります。
大阪にアジアの人達が集まるのは、その旅行目的が主に「買い物」だからです。
むしろ歴史や伝統に触れたい欧米系は東京や京都中心の旅行で大阪にはあまり来ないのでしょう。

宿泊施設ではホテルが全体の46%を占めましたが民泊も20%で、ゲストハウスが17%と結構多い感じです。



民泊は中国人の宿泊が多く、ゲストハウスは韓国人の利用が多いそうです。
なお、大阪での特区民泊認定施設数はまだ366(11月末時点)で、旅館業法上の届け出も民泊の認定も受けていない違法民泊が横行しているようです。
今後はその取り締まりが強化されると思います。

さて気になる宿泊費の平均額です。

ホテルの平均宿泊費が1万円弱になっています。今年見てきた御堂筋や梅田の好立地ホテル計画はほとんどがハイクオリティー宿泊特化型ホテルでした。確かに余裕のあるアジア系の観光客が増えているのを実感しますが、LCCで関空に来る大阪のインバウンド客の多くは、旅行目的から見ても宿泊費を節約しつつその分をショッピングやB級グルメに使おうと考える人が多いように思います。

また、ブランドショップからドラッグストアまである心斎橋周辺でワンストップで買い物でき、大阪城などランドマークも近いので短期旅行なら、大阪で連泊パターンということが多そうです。東京五輪前に一斉に開業する新設ホテルも、価格競争になっていくかもしれません。

なお、上記調査では宿泊施設別に平均消費額を算出していますが、最も総平均支出額が多かったのは、宿泊費用が比較的安かった「民泊」の人達でした。






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