東京建物が堂島の電通大阪ビルを取得

電通関西支社のオフィスがあった、北区堂島2丁目の電通大阪ビルを東京建物が取得しました(建設ニュース2017.12.27)。電通関西支社は既に11月に中之島フェスティバルタワー・ウエストに移転しています。どうやら電通大阪ビル跡地は、東京建物による超高層タワーマンション(あるいは超高層複合型タワーマンション?)として再開発される可能性が高そうです。

このビルはオフィスビルが並ぶ一角にあり、周辺は堂島らしく落ち着いた緑も映える良い雰囲気のところです。建物は1983年築で13階建て、敷地は約4,830㎡(約1,461坪)あり、その広さと整った土地形状は、都心の一等地としては本当に稀有といえる物件です。近くにある入口からドージマ地下センターに入れば雨に濡れずに、JR大阪駅、地下鉄西梅田、阪神、阪急各線に行けます。また、梅田の各所から乗れるリムジンバスで関空や伊丹空港へのアクセス性も良い利便性抜群といえる立地です(京阪中之島線渡辺橋駅も近い)。

堂島周辺図

この電通大阪ビルの斜め前には、39階建て超高層タワーマンション「堂島ザ・レジデンスマークタワー」が建っています。堂島小学校跡地再開発案件として住友商事と京阪電鉄不動産が用地を取得し分譲したものです。ちなみに、リーマンショック後の景気低迷期で堂島小跡地の落札額は約30億円だったと言われていますが不動産市況の底だったのでしょう。

堂島ザ・レジデンスマークタワーの概要です。

この電通大阪ビル跡地が超高層タワーマンション(超高層複合型タワーマンション)用地となるなら、斜め向かいの「堂島ザ・レジデンスマークタワー」と比較しても、その敷地規模、均整のとれた土地の地形など、大きなアドバンテージを有しています。同じ小学校跡地再開発の住友不動産(仮称)「梅田曽根崎計画」の規模には及ばないものの堂島の新たなランドマークタワーになることでしょう。

(関連記事:住友不動産の超高層タワーマンション(仮称)「梅田曽根崎計画」概要

この立地は交通利便性だけでなく、スーパーなども多く都心らしい生活利便性に優れています。北新地に近かったり都心すぎて子育て世代のファミリーには厳しいかもしれませんが、シニア世代や士業、コンサルタント業、DINKSなどには人気になりそうです。もちろん投資家も注目しそうですし、規約でOKなら事務所的に使うニーズもありそうです。

ただ一般的に都心型タワーマンションは、投資家や外国人の区分所有者が増え、民泊問題などもあり分譲後の管理組合運営の難易度が高そうで、管理会社の力量が問われるでしょう。

現地はこれから建物解体に入るので、着工は相当先になるでしょうが都心一等地のこの大きな規模の開発計画には目が離せません。
なお、電通大阪ビルを少し四ツ橋筋の方に行ったところの「三菱電機関西支社別館跡地」で三菱地所レジデンスによる高品質賃貸マンション「パークハビオ堂島」が2018年3月竣工します。

しかし東京建物は、大阪のマンション・ホテル開発で存在感を高めていますね。

(電通大阪ビルの概要は、日本建築連合会ホームページより引用)






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