パレスホテルが関西初進出検討、堂島(北新地)に

最近、大阪都心部での都市再開発事業はほぼホテル開発という状況になっています。マンションなどがメーンだったこのブログでも新設ホテルのことばかり書いているような気がします。

少し古いですが、高級ホテル「パレスホテル東京」を運営するパレスホテルが関西進出検討というニュースがありました。候補地は、関電不動産開発が建設する堂島(北新地)の複合ビルです。
このビルは地上17階・地下1階建てで1~13階に宿泊特化型のホテル(約200室)が入り、14~17階の高層階には富裕層向けの賃貸マンション(30戸)という構成で計画されています。

複合ビルの敷地面積は、約1,600㎡(約484坪)とそれほど大きくはありません。事業主の関電不動産開発からすると、オフィスほどの賃料収入が見込めなくともホテルは長期に渡って安定した収入が見込めるので良いテナントということだと思います。

周辺図です。
堂島周辺図

現地周辺の拡大図です。敷地南側にはアクア堂島東館があり堂島川や中之島方面の眺望はありません。堂島川を望む、近くのANAプラザクラウンホテル大阪の立地とはかなり差があると思います。

周辺図

ビル建設地を東側から見て。前面道路はあまり広くないです。
現地東側から

西側から東側を見て。
現地西側から

中之島側から見た複合ビル南側にある、アクア堂島東館やアクア堂島浜NBFタワーです。
南側から




この周辺では外資系高級ホテル「コンラッド大阪」が中之島で6月に開業。また四ツ橋筋の向い側で関電不動産開発の複合ビルと敷地面積もほぼ同じ位の旧堂島ホテル跡地でも2020年に外資系のホテル(約300室)開業計画があります。旧堂島ホテル跡地は、四ツ橋筋沿いで視認性が高い好立地です。
ただ、インバンドで活況の大阪のホテルも、供給が増え平均客室単価は下落傾向です。今後は宿泊客獲得競争がより激化するかもしれません。

パレスホテルが進出を決めた場合、国内ホテルとしては最も平均客室単価が高いホテルというイメージからかなり高級な宿泊特化型ホテルになるとの見方が多いようです。しかしこの立地などを考えると結局は、パレスホテルのイメージやサービスレベルをなるべく維持しながら宿泊主体型「アップスケール(高価格帯)ホテル」になるのではないかと思います。

ビル構成図(案)。
ビル概要

ユニークなのは、14~17階の高級賃貸マンション部分です。恐らくパレスホテルと連携しケータリングサービスやリネンサービスが付加価値となるのでしょう。どんな企業が事業者になるのか注目しています。

それにしても大阪のホテル開発と日経平均株価の勢いが止まりませんね。






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