10月の新築マンション市場は好調持続(近畿圏)

近畿圏の新築マンション市場10月度は発売数前年同月比16.0%増、初月契約率74.2%と引き続き好調となっています。一方首都圏は契約率60.7%と大きく落ち込んで需給の改善はありません。首都圏の販売不振は価格高騰によるものですが、夏以降ダウントレンドがより鮮明になっていて厳しい状況です。

(首都圏と関西圏の初月契約率推移。関西分は首都圏で殆ど発売されない投資用を除く)
首都圏近畿圏契約率

実は近畿圏も実需向けの数字で見ると、10月の契約率70%で9月のような勢いはありません。(先月が良すぎたということはあるのでしょうが)

実需契約率

しかし価格帯別成約率で見ると2017年は、ファミリー向け価格帯契約率が順調に推移しています。また、2500万円以下の低価格帯(投資用)と億ションが、一般取得者向けよりも高い契約率になっているのは興味深いです。特に1億円以上のマンションの初月契約率は77.2%と前年の63.7%を大きく上回っていて好調な販売状況です。1億円以上のマンションについては、投資目的で首都圏などからも購入があるのでしょう。

価格帯別

ちなみに現在日経平均株価はバブル気味になっています。買い手は海外勢で国内の個人投資家はほぼ売り一色というような感じだそうです。おそらく緩和マネー以外でもあり余っているお金が、関西の投資用物件や高額タワーマンション購入に流れてきているのでしょう。もしそうであれば多少利回りが低下していっても当分投資需要は堅調に推移するかもしれません。

2015年からの実需向け新築マンション初月契約率グラフ。上向き継続中です。
実需向け契約率

近畿圏2017年10月度の新築分譲マンション主要指標です。

・発売戸数   1,263戸(前年同月比3.3%増)
・契約率    71.8%(前年同月比3.2ポイントアップ)
・1戸当り価格  3,989万円(前年同月比15.3%アップ)
・1㎡当り単価  59.6万円前年同月比10.6%アップ)

10月は70%となった実需向け物件契約率ですが、11月には注目の大型物件「ジオ福島野田THE Marks」の販売開始などで、また上向くような気がします。






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