住友不動産の備後町タワーマンション用地、大幅拡大

住友不動産中央区備後町2丁目マンション用地は、隣接する「りそな銀行別館」土地建物を取得することで大幅に敷地面積を拡大したとのニュースがありました(日経不動産マーケット情報)。
このマンション用地は住友不動産が、瀧定大阪旧本社ビルなど2棟とSPP大阪ビルの計3棟を2013年に取得したもので敷地は約4,000㎡でした。ただ敷地面積は大きいものの地型がL字型の不整形のため当初から「りそな銀行別館」も追加買収する前提だったようで、上記3棟の既存建物解体後はコインパーキングとして一時利用されてきました。今回「りそな銀行別館」の土地約2,060㎡の取得で敷地全体は約6,000㎡(約1,815坪)と1.5倍に増え、かつ不整形度も改善されタワーマンション用地としては非常に大きなバリューアップとなりました。

大阪のタワーマンションの草分けといえる、同じ住友不動産分譲でこの備後町にも近い「シティタワー大阪」の敷地面積は約3,410㎡(約1,031.5坪)です。それと比較しても、この都心一等地で用地面積6,000㎡は際立つ広さです。一体どんな大規模タワーマンションが誕生するのでしょうか。

それにしても高麗橋の野村不動産や南森町の阪急不動産など、都心部のマンション用地で隣地の大型追加買収が目立ちます。買収に当たっては通常価格を上回る価格(限定価格)を提示できるとはいえ、やはり相当な時間と労力を要する作業です。この備後町マンション用地も今回の追加買収でタワーマンション全体のプラン自由度が格段にあがり、規模拡大により共用施設の更なる充実も可能となった訳で多大なコストがかかったとしても遥かにメリットの方が大きいはずです。

このマンション用地は、本町通と堺筋からそれぞれ1本北と西に入った備後町2丁目にあります。東側にりそな銀行本社ビル、南側は大阪国際ビルディングが建っています。地下鉄堺筋本町駅に5分位、御堂筋線の本町駅も6~7分位と利便性にも恵まれた(普通は御堂筋線の本町駅利用となるでしょう)都心の希少な好立地です。

周辺地図です。斜め向かいにザ・大阪レジデンス備後町(マンション名やや誇大?)があります。

詳細発表がないので確実とはいえませんが現地などで確認する限り、想定される地型は以下のようなものになると思います。南東の一角にビルが残り、マンション用地には含まれないようです。

現地です。西南方向から。

南側からみたところです。シティタワー大阪が見えます。

大規模タワーマンションの規模比較です。

住友不動産には、梅田で「(仮称)梅田曽根崎計画」という敷地約6,900㎡、ホテル併設の複合型超高層タワーマンション(住戸約900戸)計画があり、竣工予定が2022年となっています。この備後町計画と合わせ梅田と本町で2巨大タワーマンションプロジェクトがほぼ同時進行することになるようです。

また、JR九州がマンション建設用に取得した南本町の帝人ビルは、この住友不動産の計画と同時期での開発となる可能性があります。しかし本町通北側の備後町でこれだけの規模のものと競合するとなれば、南本町の帝人ビル跡マンション用地は、本町通の南側かつ中央大通沿いというハンデがあり販売戦略をどうするのかは結構難しいと思います。

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