ヨドバシ梅田タワーはホテルなど入る34階建て複合ビル、来夏着工

「ヨドバシ梅田」の北側平面駐車場部分約7,000㎡の敷地に商業施設・ホテルなどで構成する「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」を建設するとヨドバシカメラが発表しました。建物は34階建て(地下4階)高さ約150mの超高層複合ビルで、9~34階の高層階には、客室数約1,000室と大阪市内最大級のホテルが入ります。五洋建設の設計施工で来年夏に着工し、2019年秋の竣工予定となっています。「うめきた2期」も動き出したし、ヨドバシ梅田2期プロジェクトも最強の立地でいよいよ始動です。

このヨドバシ梅田2期開発は2013年に計画概要発表があったものの着工が遅れていました。建築工事費の高騰もさることながら、この大型複合商業施設、どうテナント構成するのかに腐心されていたのかもしれません。それがここにきてインバウンドによる深刻なホテル不足が顕在化し、当初想定していたより遥かに巨大なホテルの入居が見込めるようになった訳で、ヨドバシ的には着工を遅らせて結果オーライでしょう。

梅田地区の賃貸オフィス市況は、グランフロント大阪が9割ほど埋まるなど底堅い動きとはいえ、大阪駅南側の大規模開発ビルなどが竣工すれば即、供給過剰感が高まる可能性がある状況です。ヨドバシ梅田タワーとしては、商業部分からテナント確保に時間のかかるオフィス用途をなくし、その分ホテル用途部分を拡大させるという選択は妥当だと思います。

ヨドバシ梅田タワー概要

嬉しいのは、「ヨドバシ梅田タワー」とヨドバシ梅田ビルを取り巻いて2階レベルに設置される歩行者デッキが2016年度中に先行工事として着手されるということです。グランフロント大阪やJR大阪駅、阪急梅田駅といった周辺施設へのアクセス性が高まり、歩行者の回遊性は飛躍的に向上します。屋根もあって快適そうです。

ヨドデッキ

グランフロント大阪側からヨドバシ梅田へ行くのにデッキが出来れば大助かり。
GFデッキw

ヨドバシ梅田タワーの商業施設の構成は、地下1階~8階の低層階に飲食や服飾などのテナントが入り、地下2~4階が駐車場、9階~34階の上層階にはホテルとなっていて、オフィス用途はなしです。低層階にどんなテナントが入るのかは明らかにされていませんが、出来ればルクアにある蔦屋書店のような書店が入るといいのですが。

全体像
ヨド梅タワーw全体
低層部
ヨドバシ梅田タワー低層部-2

ヨドバシ梅田タワーの9~34階には大手ホテルチェーンが入る見通しとのことですが、インバウンドを意識して新ビル北側1階に観光バスの発着所となる交通広場を設けるのはいいアイデアです。訪日外国人は大きなバッグをもったりして移動するので、ホテルの前に観光バスが止められるメリットはすごく大きいでしょう。

北側1階の交通広場。壁面は緑化。
ヨド梅バス発着

大阪府の客室稼働率は全国一状態が続いており、今大阪市内はホテルの新設ラッシュです。今後訪日客争奪戦が激しくなるのは目に見えていますが、ヨドバシ梅田タワーに入るホテルで言えばちょっと他のホテルとは立地が別格という感じがします。大阪駅前、阪急梅田駅至近というロケーションに加え、平成35年春には関空特急「はるか」が停まる新駅「北梅田駅」が大阪駅約100mの至近距離に開業予定です。そうなれば関西国際空港へのアクセスも改善し、ホテルとしては最高の立地条件となるポテンシャルがあります。入居するホテルにつては、かなり老朽化している新阪急ホテルが移転という噂が以前あったのですがその後進展はないようです。

客室稼働率の推移。
客室稼働率-062

新ビルの建設地。超一等地の平面駐車場贅沢でした。
ヨドバシタワー
グランフロント大阪から
ヨドバシタワー2

五洋建設といえば海洋土木(マリコン)というイメージが強いので、設計・施工会社としてその名前を見て少し意外でした。しかし、なにはともあれ東京オリンピックやUSJの新アトラクションに間に合ってよかったです。梅田の進化が止まりません。


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