新設住宅着工、11月は増加に

平成27年11月分新設住宅着工戸数は、前年同月比1.7%増7万9,697戸と先月の減少からやや持ち直し増加に転じました。(国土交通省12月25日発表)持家3.5%、貸家2.6%、分譲住宅2.5%と、大きな伸びではありませんが、揃って前年同月比増加となっています。

新設住宅着工2015-11

特に、駆け込み需要の反動減から回復基調の持家が7ヶ月連続の増加となったのが目立ちます。また首都圏分譲マンションが前年同月比8.5%増となっており、杭打ち不正問題による着工への悪影響はさほど大きくなかったのかもしれません。(近畿圏の分譲マンション減は、前月の大幅増の反動と思われます)

下図は平成21年度からの着工戸数推移です。やはり駆け込み需要に沸いた平成25年度〈一番上の青い線)は特別だったのが分かります。平成29年4月から再増税で消費税10%となる予定ですが、前回の3%よりも低いプラス2%の増税幅なので前回ほどの駆け込み需要は起こらないとの見方が多いようです。

戸数推移-11

季節調整済年率換算値は前月比2.8%増の88.6万戸と3ヶ月ぶりの増加でした。

季調済-11

11月着工実績のうち貸家については若干のプラスに転じていますが、首都圏はややマイナスで、今までのような勢いが少し失われてきているようには感じます。

利用関係別です。
利用関係別-11

2015年11月の実績(全国)

着工戸数   79,697戸(前年同月比1.7%増)
持 家   25,310戸  (前年同月比3.5%増)7ヶ月連続増
貸 家   33,505戸 (前年同月比2.6%増)
分譲住宅 20,503戸 (前年同月比2.5%増)
  内マンション 8,690戸(前年同月比4.1%減)3ヶ月連続減

近畿圏は、大幅増の10月の反動で総着工戸数は前年同月比2.6%減となりました。先月67.3%増と伸びた分譲マンションは11月46.5%減(前年同月比)となりましたが、持家、貸家はそれぞれ9.7%、10.6%と好調でした。


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