マンション価格上昇(近畿圏マンション市場動向)

近畿圏の2015年上半期(1~6月)のマンション市場動向と近畿圏6月度マンション市場動向が不動産経済究所から発表されました。それをうけて今日の日経や朝日の朝刊は、「マンション価格上昇」という大きな見出しになっていました。

2015年上半期の市場動向によると、1㎡当り単価が対前年同期比8.7%上昇しています。ただ、これに関しては建築費や労務費の上昇だけでなく、都市部の物件が増えたことも大きな要因だと思います。また発売戸数も前年同期比では16%の大幅増となっているものの、一昨年同期比では▲10.6%という状況で、まだまだ消費増税前の水準に回復しきれていないのが現実です。

近畿上半期

一方、近畿圏6月度の市場動向では、発売数が前年同月比3.8%増1,755戸という結果でした。初月契約率は前年同月比2.2ポイントダウンの74.2%で、1戸当り平均価格と1㎡当り単価が久しぶりに下落していますが、なかでも神戸市部と京都市部は2ケタの大幅単価下落となりました。2015年上期を通して続いていた価格上昇の流れが、下期には少し変わる可能性が出てきたのかもしれません。

グラフは発売数と契約率の推移ですが、消費税増税の反動減となった昨年より発売数は少し伸びていますが、契約率は昨年を上回れていない状況が続きます。

線グラフ2015-06

販売初月の契約件数(発売戸数×契約率)対前年の変化率では、消費税の影響で大きく落ち込んだ対前年同月比で僅かにプラスという状況で、単価下落とあわせると楽観できる状況ではありません。2015年6月度の初月契約戸数は1,302戸で、対前年同月比+0.9%でした。

マンション販売戸数変化-06

近畿圏2015年6月の主要指標です。

・発売戸数   1,755戸(前年同月比3.%アップ)
・契約率    74.2%(前年同月比2.2ポイントダウン)
・1戸当り価格  3,664万円(前年同月比2.7%ダウン)
・坪当り単価  約約181.8万円(前年同月比0.4%ダウン)
          坪単価13ヶ月ぶりダウン
・販売在庫   2,147戸(前月末比54戸減)

富裕層による都心部の高額物件需要や投資需要はともかく、郊外部の苦戦は続きそうです。


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