近畿圏新築マンションは初月契約数低迷

近畿圏の4月度新築マンション市場は、発売数前年同月比2.7%減の1,189戸、初月契約率が前年同月比0.1ポイントダウンの74.2%となりました。1戸当り平均価格は3,562万円、1㎡当り単価は54.6万円と共に上昇が続いています。(不動産経済究所発表)

新聞報道では出てこない販売初月の契約件数(発売戸数×契約率)対前年の変化率にいつも注目しているのですが、消費税の影響で大きく落ち込んだ対前年同月比でなかなかプラスに浮上できない(1月を除く)残念な状況が続いています。2015年4月度の初月契約数は対前年同月比▲2.9%でした。

先日の三井不動産の平成27年3月期決算発表によると、東京都心の高額マンションが好調ということでしたが、関西とはかなり温度差があるように感じました。しかしその首都圏も新規発売の先送りが相次ぎ、発売数は4ヶ月連続で前年同月比を割り込んでいますので、決して楽観できる市況とは思えません。

マンション販売戸数変化04

関西でも販売価格の上昇が続くなか、需要を読み切れず販売開始先送りが多くなっているようにも感じます。在庫数が減ってきているのは、売るべき新規物件が出ないのでかわりに販売在庫物件の営業に注力しているからだと思われます。

下のグラフは、発売数と契約率の推移ですが、近畿圏では投資用分譲マンションの供給がかなり多く、発売数や契約率を嵩上げしていることについても要注意です。

線グラフ2015-04

近畿圏2015年4月の主要指標です。

・発売戸数   1,189戸(前年同月比▲2.7%)
・契約率    74.2%(前年同月比0.1ポイントダウン)
・1戸当り価格  3,562万円(前年同月比3.8%アップ)
・坪当り単価  約約180.2万円(前年同月比11.2%アップ)
          坪単価11ヶ月連続アップ
・販売在庫   2,162戸(前月末比104戸減)

明るい話題としては、大型開発の「プラウドシティ塚口マークフロント1期」200戸の即日完売がありました。これだけの戸数の即完は本当に久々です。過去記事JR塚口駅前「プラウドシティ塚口」の現況


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