10月の新設住宅着工戸数

国土交通省から10月新設住宅着工戸数が発表されました。
10月の新設住宅着工戸数は、消費税増税前の駆け込み需要で盛り上がった前年同月と比較すると分譲住宅は増加しましたが、持家、貸家が減のため、全体で12.3%の減少となりました。8ヶ月連続の減です。

住宅着工-10

なお、季節調整済年率換算値では市場予測を上回わる前月比2.7%増90万4千戸という結果でした。これで3ヶ月連続の増加となったので、7月をボトムに底打ちしたように見えます。ただ、持家の低迷に反転の兆しはまだありませんし、地域別でも首都圏以外は戻りが鈍く、近畿圏などはまだまだ反動減にあえいでいます。またその首都圏も10月の分譲マンションの増加率が異常値とも言えるような数字だったので、そういう意味でもまだ楽観はできないのかもしれません。特に持家は今後の推移に注目です。

住宅着工テキスト

年率換算

着工戸数  79,171戸(前年同月比12.3%減)
  持 家  24,245戸(前年同月比28.6%減
  貸 家  33,628戸(前年同月比4.1%減)  
  分譲住宅  20,820戸(前年同月比+1.6%)9ヶ月ぶり増
分譲住宅内訳・マンション10,495戸(前年同月比+23.3%増
           ・一戸建て 10,146戸(前年同月比13.8%減)

全体の着工戸数は首都圏に引っ張られ、消費増税反動減からの底打ち感がでてきているのですが、近畿圏でみるとかなり厳しい結果になっています。関西人気質からか消費増税にオーバーシュートし、山が高かった分谷も深く、なかなか回復基調に戻れないという状況のように思います。

利用関係別では、持家と分譲住宅の着工数に差がなくなってきています。

利用別

長期的には人口減もあり市場規模の縮小が見込まれ、従来の新設住宅着工工数水準を維持するのが難しいなか、不動産・住宅業界は戦略再構築を急がないと生き残れなくなるのでしょうね。


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