近畿マンション市場7月もタワーマンション需要で順調

近畿圏の新築マンション市場7月度は、発売数前年同月比29%増、契約率73.6%と順調でした(8月15日不動産経済研究所発表)。
特に東急不動産など3社が分譲する、地下鉄御堂筋線中津駅直結の大規模タワーマンションで約300戸の第1期販売が始まったことなどで、大阪市部の発売数は前年同月比67.1%の大幅増となっています。

その地下鉄中津駅直結の大型物件「ブランズタワー梅田North」(50階建て653戸)は8月16日付日経新聞によると第1期販売分の約8割が売れたということです。グランドメゾン新梅田タワーも依然好調で大阪都心部好立地のタワーマンションに限れば、供給があればかなり売れているという状況のようです。

7月度のファミリー向け新築マンション市場の動き(投資用ワンルームや1K,1DK物件を除く)グラフです。大阪市部ではタワーマンションでの販売分と思われる1LDKタイプが100戸も供給されていますが、こちらも投資用での購入部分が多そうです。

ファミリー向け7月

2015年1月からの実需物件の初月契約率推移。7月は辛うじて70%台に踏みとどまっていますが、やや下降トレンドになってきているようなので次月以降注目です。

実需初月契約率推移

2017年1~7月と前年同期との価格帯別での初月契約率(1~7月累計)推移です。
2017年は2500万円以下の投資用は別にして、どの価格帯でもコンスタントに70%前後の契約率をキープできています。

価格帯別契約率

近畿圏2017年7月度の新築分譲マンション主要指標です。平均価格や㎡単価の上昇は、都心部のタワーマンション供給増によるものです。

・発売戸数   1,832戸(前年同月比29.6%増)
・契約率    73.6%(前年同月比1.0ポイントダウン)
・1戸当り価格  4,264万円(前年同月比11.0%アップ)
・1㎡当り単価  67.8万円前年同月比6.9%アップ)

上記日経新聞の記事で驚いたのは、地下鉄御堂筋線中津駅直結「ブランズタワー梅田North」の第1期販売契約者の4割が大阪府外の在住者というところです。大阪府外の購入者が総て投資用ではないにしろ、かなりの部分は非居住の投資需要と思われます。記事の中で東京在住の購入者の「御堂筋線直結なので住むことも貸すこともできる」という楽観的なコメントもありましたが、首都圏投資家による購入も多いのでしょう。

ただ、東京の専門家が御堂筋線直結は凄いとか、東京に比べて割安などと言っていますが少し違和感はあります。現時点の価格で大阪のタワーマンションに投資し、キャピタルゲインを狙うというのは簡単なことではなくなりつつあるような気がします。

(関連記事:御堂筋線中津駅直結の超高層タワーマンションが熱い






カテゴリー: 住宅市場動向・統計 | 近畿マンション市場7月もタワーマンション需要で順調 はコメントを受け付けていません。

ホテルプラザ跡積水ハウスなどのタワーマンションは51階建て

ホテルプラザ・朝日放送社屋跡地の積水ハウスなど5社による超高層タワーマンション用地の仮囲いフェンスに「建築計画のお知らせ」が掲示されました。
高さ178m、51階建て
(総戸数は900戸規模)の大規模超高層タワーマンション計画は、積水ハウスが南側で建築中の「グランドメゾン新梅田タワー」と同様、竹中工務店の設計・施工で来年5月着工予定です。

明らかになったタワーマンションの概要。
概要

タワーマンション敷地と建物位置のイメージ図を地積測量図をもと大まかに作成しました。建物は敷地の南西側に出来ます。北側の2階建て低層建物には、おしゃれなカフェなど賑わいを創出する店舗などが入るのではないかと思います。済生会の所有地は医療施設等の用地です。

タワーマンション敷地図

現地看板の配棟図と立面図。
配棟・立面図

タワーマンションの敷地は「大淀南二丁目地区地区計画」内にあり、北側にある「ローレルタワーサンクタス梅田」との境界に沿って芝生面の大きな多目的広場が設けられるようです(大阪市の説明図)。タワーマンションの建築延べ床面積99,990㎡は、「グランドメゾン新梅田タワー」の約2.7倍と大きいものの敷地が非常に広く、なにわ筋側からのアプローチやマンションエントランスにかけては緑もある開放感に溢れる景観になりそうです。

地域地区説明図

このタワーマンションの竣工予定は平成34年3月予定とまだまだ先です。しかし、都心立地にかかわらず敷地も建物もずば抜けたスケールなので共用施設やランドスケープはワンランク上のものになると思います。交通利便性・住環境にも優れており、人気物件となるでしょう。
プラザホテル跡位置図

現地西南側(なにわ筋の反対側)から見て。写真中央の高いマンションはローレルタワーサンクタス梅田です。
なにわ筋側

北西側から。右側のシティタワー西梅田がすぐそばに見えます。恐らくここからの買換え需要も有ると思います。
プラザ跡北支側

なにわ筋側から北を向いて。とにかく広い敷地です。右側はローレルタワーサンクタス梅田です。
なにわ筋がわからの敷地

積水ハウスなどによるこの超高層タワーマンションの竣工予定は2022年(平成34年)で、同時期に住友不動産の再開発事業「(仮称)梅田曽根崎計画」による超高層複合タワーマンションも竣工予定となっています。
梅田の東と西でそれぞれどんな大規模タワーマンションが出来るのか注目です。

JR福島駅近く福島7丁目で近鉄不動産もタワーマンションを計画しています。敷地がやや狭く板状タワーマンションのようです。

マンション名が「ローレルタワー梅田ウェスト」になっていました。うめきた2期が出来れば違和感がなくなるのかもしれませんが、個人的には、なにわ筋から西側は福島というイメージが強いです。





カテゴリー: 新築マンション | ホテルプラザ跡積水ハウスなどのタワーマンションは51階建て はコメントを受け付けていません。

ホテルプラザ・朝日放送社屋跡東南角地を済生会が取得

旧ホテルプラザ・朝日放送跡地の一部を、社会福祉法人「済生会」が取得したとのニュースがありました(7月27日建設ニュース)。

「済生会」(社会福祉法人恩賜財団済生会)が取得した用地は、ホテルプラザ・朝日放送社屋跡のうち、なにわ筋沿い東南角地の部分で敷地面積3,914.76㎡(約1,184.2坪)の非常に目立つ一等地です。西側では積水ハウスなどデベロッパー5社による約900戸の大規模超高層タワーマンション建設が予定されています。

済生会用地

このホテルプラザ・朝日放送社屋跡とABC公園跡(ローレルタワーサンクタス梅田)及び南側のザ・シンフォニーホールには、地区単位の都市計画である「大淀南二丁目地区地区計画」が定められています。地区内は、建物・道路・公園などに関するローカルルールで良好な市街地環境の形成が図られます。(大阪市ー大淀南二丁目地区地区計画

大淀南地区計画

ホテルプラザ・朝日放送社屋跡は地区計画におけるB地区にあたり、土地利用に関しては、商業・業務機能、居住機能および健康福祉・医療機能が規定されています。健康福祉・医療機能ゾーンとして分筆された東南角部分を済生会が取得するのは既定のことだったと思われます。済生会には中津病院があり、そこと機能分担する新病院・医療施設が新設されることになるのでしょう。

以前あった医療法人ホロニクスグループ医誠会による大規模医療モール計画は、結局実現しなかったのですが、地域での医療施設の充実は安心で健康なな街づくりには必要です。都心部での地域密着型の高品質な医療や介護サービスなどにはニーズがあると思います。社会福祉法人「済生会」は公益法人でもあるので、あまり営利事業的なものは出来ないのかもしれませんが、今回どんなプロジェクトになるのか注目です。

ホテルプラザ・朝日放送社屋跡の現地。東南角部分なので視認性抜群です。

旧ホテルプラザ・朝日放送跡地の南側では、積水ハウスによる高さ約133m、39階建て超高層タワーマンション「グランドメゾン新梅田タワー」が建設中で、躯体工事は12階位まで進んでいました。想像以上に重厚感のある外観で、今年2月位から始まったマンション販売も、この立地でもあり即日完売が続く好調さのようで、短期完売ペースの進捗状況となっています。ちなみにこのマンションの竣工は平成31年1月中旬予定なので、新元号での竣工物件となる可能性大です。

横のスリムなタワーマンションは、ローレルタワーサンクタス梅田。

福島駅近く、ホテルプラザ・朝日放送跡に向うなにわ筋東側に今話題によく出る将棋会館があります。
関西将棋会館

藤井四段は4日の王将戦一次予選に菅井七段に敗れてしまいましたが、麺好きの藤井四段が時々出前を注文するというソバ屋さん。
ソバ屋

今回の敗戦で、中学生のうちにタイトルをとるというのは、少しきびしくなってきたようですが、最年少でのタイトル獲得は十分期待できるでしょう。

(関連記事:積水ハウスなど旧ホテルプラザ跡地に超高層タワーマンション計画






カテゴリー: 再開発 | ホテルプラザ・朝日放送社屋跡東南角地を済生会が取得 はコメントを受け付けていません。